INTERVIEW

01 02 03

柴田 陽一

Head of Design, Games

本当にやりがいのある仕事とは?そんな疑問からゲーム業界へ

INTRODUCTION
昔からイラストを描いたり物語を考えることが大好きだったという柴田陽一さん。「本当に好きなこと」を表現できる場を求めて、それまで勤めていた会社を退職し、未経験のゲーム業界への転職を決意した。出向先として入社したアカツキに心打たれた理由とは?

好きで描き続けていた
“漫画”が転職を決意させる。

今は入社されて何年目ですか?

業務委託で入ったのが2013年11月なので、7年目ですね。正社員になってからは6年くらいです。

アカツキに入社する前はどんな仕事をされていたんですか?

まったく別の業種ですね。主に、PCや機械の修理・メンテナンスに従事していました。ゲーム機本体に搭載される部品製作にも間接的に携わっていたので、広い意味ではゲーム業界ではあったんですけど。

そこから本格的にゲーム業界に入るきっかけは何だったんですか?

その頃の僕は「会社と、そこで働く人とは、どういう関係であるべきなんだろう」って悩んでました。自分が、会社にとっての部品とか消耗品に思えてしまっていて……。そんな時に、たまたま、知り合いがソーシャルゲームを作る会社を立ち上げることになり、一緒に働かないか?と声をかけてもらったんです。その会社は、絵を描ける人材を探していました。僕は昔から絵を描いたり物語を考えたりすることが好きで、会社に勤めながら何年も漫画を描き続けていたこともあり、思い切って転職を決意しました。ゲーム開発にも憧れていましたし、心から好きなことであれば、やりがいを持って働けるんじゃないかと思いました。アカツキには、その会社からの出向という形で参画しました。

そうだったんですね。出向される前からアカツキのことはご存知でしたか?

いや、当時のアカツキは創業3年目の小さな会社でしたし、全然知らなかったです。

実際に働いてみた印象はどうでしたか?

出向でアカツキに来ていた時から、雇用形態の違う僕に対しても正社員の人たちがフラットに接してくれて、そうした「人に向き合う姿勢」にはとても共感を覚えましたね。それまでは働いていても、人ってKPI達成のための道具として扱われやすいというか、歯車のようになってしまうことが多いと感じていたんです。「自分である意味」ってあるんだろうかって悩んでいました。でもアカツキはそうじゃなくて、めちゃくちゃ人に向き合ってくれる会社でした。「ここで働ける人は幸せだろうな」って思えました。

そうした会社としてのフラットさ、風通しの良さって、実際にゲーム作りも影響していると思いますか?

そうですね。やっぱりゲームって、そのメーカーの中にいる「人」が作っているので、会社の想いや考えは反映されていると思います。

感情にフォーカスすることで、
仕事への向き合い方も変わる。

アカツキが掲げる「ハートドリブン」というビジョンについて、柴田さんはどのように解釈されていますか?

「ハートドリブン」という言葉が生まれる前、元々は「感情を報酬に発展する社会」という言葉をビジョンとして使っていたんですけど、それも含めてめちゃくちゃ共感しています。お金や物のような有限のリソースを報酬に考えてしまうと結局ゼロサムゲームにしかならないけど、達成感ややりがいといった感情は奪い合うことのない無限のリソースですからね。感情にフォーカスすることで、みんなが満足できる社会が実現できるのかなって思っています。

柴田さんは現在アカツキの中ではかなり古株の方だと思うのですが、入社当時を振り返ってみて会社としての変化や進化を感じることはありますか?

もう全然、めちゃくちゃ変わってますよ(笑)。今もベンチャー気質ではあるんですけど、当時は“ド”ベンチャーだったので、ものすごくギラギラしていたと思いますし、「自分たちがやれることは120%やる」みたいな、情熱で乗り切る熱さがありましたね。それに当時は正社員も30人くらいで、まだ環境の整備が追いついていないところや、ゲーム開発の技術的にもいろんなことが未熟だったとは思うんですけど、そんな中でも会社としての考えや仕組みが先進的だったり、社員のモチベーションを引き出すための工夫をしてくれていたりしたのは、今思うとすごいなって思います。

「社員のモチベーションを引き出すための方法」とは、具体的にどういったものだったんですか?

アカツキには「すごい会議」という形式の会議があって、それには驚きました。まず、意見を出すとみんなが拍手してくれるんです。それまでは何かを言って拍手されたことなんてなかったから、拍手されるだけでもすごく気持ち良くて、僕自身どんどん意見が言えるようになったんです。会議前に会議の目的とゴールをホワイトボードに書いてから会議が始まるとか、そうした目的思考とか参加者が会議の意義から考える仕組みも、すごく面白いなと思いました。アカツキに入社する前は、何の為の話し合いなのかわからない会議も多かったですし、自分が発言したらその責任を取らなきゃいけなかったり、余計に仕事が降ってきたり、会議って黙っていた方が絶対に得なものだと思っていましたから。