INTERVIEW

01 02 03

菅 隆一

PLANNING / GM

「ゲームを作りやすい」環境作り。そのために戦っていく

INTRODUCTION
日頃から社内で起きる大小様々な課題の解決にあたっている菅さんは、そのことを「成長痛」と表現する。「絶えない苦労も転じて面白い」というポジティブな考え方や、俯瞰したものの捉え方は、菅さん自身のキャリア観にも通ずるものでした。

組織にとっての課題とは
「成長痛」のようなもの。

菅さんの仕事ならではの苦労ってありますか?

……もう、あらゆることが大変で(笑)。

ー普段は悩みを聞く側だと思うので、どんどん話してください(笑)

悩みというか……、「僕自身ちゃんと本音で働けているかな?」というのはいつも気にしています。仕事柄いろんな人の気持ちを汲み取る立場なので、時には自分の本音よりも傾聴する姿勢を大切にすることがあります。そういう時は、自分自身の感情や考え方とコンフリクトしてしまうこともないと言えば嘘になりますね。ただ、そうした葛藤も含めて、絶えない苦労も転じて面白いなって思えます。トラブルが好きなんですよね。

大胆発言ですね(笑)

トラブルが起きるほど生き生きできるというか(笑)。これは自分なりの捉え方なんですけど、組織にとってトラブルは「成長痛」のようなものだと思っているんです。5人のチームには5通りの考えがあって、50人のチームには50通りの考えがあるわけですから、会社が大きくなる過程でトラブルが増えるのは当然ですよね。その時々でトラブルに見えることも、それは向き合って乗り越えるべき試練でもあるんです。そうやって捉えたら、苦労も逆に面白いというか、組織が成長するためのチャンスに思えるんです。

「成長痛」と思えるのは、とてもポジティブなことですね。

そういうトラブルに対して「嫌だなぁ」とか「めんどくさいなぁ」と思ったことは一度もないんです。僕がドMだからなのかもしれませんが……(笑)。

(笑)。ちなみに仕事で疲れた時の、菅さんならではのリフレッシュ方法というのはありますか?

疲れた時は必ずジムに行って、キックボクシングをやってスッキリしますね。

意外な答えですね!

もう11年くらいやっているんです。殴り合う時のあの、命のやり取りがすごく好きなんですよね。この前もセミプロみたいな人とスパーリングをしたら、ボコボコにされて鼻血がドバドバ出ちゃって……。

本物のドMですね(笑)

女性とスパーリングした際に左フックで顎を撃ち抜かれたこともあって、あれは今までで1番辛かったですね(笑)

楽しさがまったく伝わって来ないです(笑)

自分の心と身体の限界を何度も乗り越えることで、仕事も頑張れるんですよ(笑)。スパーリングしていると、やっぱり相手に殴られるのって怖いですから、踏み出す足が鈍くなっちゃうんですよね。それでも、どんなに苦しくても前にかならず踏み出す勇気が必要で、「これを仕事に置き換えたらどういう風に捉えられるかな?」みたいに考えるのがめちゃくちゃ面白いんです。

「挑戦したいこと」を考えると、
アカツキはまだ過渡期にある。

「ベンチャー好き」の菅さんにとって、現在のアカツキは俯瞰的に見てどんな会社ですか?

成長の中間地点にいるようなイメージですね。

もう既に、かなり大きな会社というイメージがありますが。

確かにゲーム事業本部だけでも1,000人近いメンバーがいますが、挑戦したいことの量を考えると、まだまだ人は必要です。現時点では、やれていることもメンバーの数も、成長の過渡期にあると思っています。

なるほど。それでは最後に、普段は社員の方のキャリアプランの相談に乗る側の菅さんですが、ご自身のキャリアプランについて考えることもありますか?

僕は今38歳で、幼稚園の頃にファミコンが発売されたんですね。なので、沢山のゲームと、その急激な進化の過程も含めて楽しむことができた世代です。ただ、ゲームビジネスに携わる中で、いつからか自身がゲームを遊ぶことよりも、作ることが楽しくなってきました。さらに今は、かつての自分のような作り手が、いかに楽しんで仕事をできるか、ということに関心が移ってきています。ゲームを作る側の人間でもあった自分だからこそ、企画職能の責任者として「ゲームを作る側がもっと楽しくつくりやすい」環境を作るために戦っていける、そんな40代にしたいと思っています。